政策比較:杉尾氏VS.若林氏

このページは、キッセイ文化ホールで行われた、公開討論会(6/20)の要点を書き出したものです。

≪討論会の様子≫

上の動画の他に、≪自己紹介≫(杉尾氏若林氏)≪最後のスピーチ≫(杉尾氏若林氏)も、お時間のある方は、是非、ご覧ください。短くまとまっています。

※(○:大いに同意 / △:どちらとも言えない / ✕:全く同意できない )

※[ ]は動画中の発言時間を示します。ご興味のある方は動画の方もご確認ください。

【トピックス一覧】

▼アベノミクスは成功したと思うか?[1:34]

▼消費税増税は賛成か?[1:49]

▼TPPに賛成か?[5:12]

▼地域の産業はどうしたら良いか?[12:06]

▼農業をどのように力強いものにするか?[14:46]

▼観光産業[17:00]

▼新しい産業 経済の柱[20:12]

▼ヒラリークリントンになった方がいいか?[23:51]

▼沖縄の辺野古基地建設[26:43]

▼領土問題。ロシア、北方領土[31:20]

▼領土問題。中国との関係[34:00]

▼領土問題。韓国[36:40]

▼領土問題。北朝鮮[39:20]

▼国連改革[41:40]

▼憲法改正に賛成か?[44:27]

▼自衛隊のあり方[51:48]

▼集団的自衛権[54:53]

▼憲法 国民投票[57:43]

▼国民投票[1:00:00]

▼青年会議所の存在[1:03:40]

▼国民と政治の結びつき 政治関心

▼高齢者の力を社会に使っていくのか[1:14:11]

▼NPO 民の力を強くするには[1:17:09]

▼ヘイトスピーチ[1:19:43]

▼メディアに対する規制[1:22:39]

▼公職選挙法[1:25:20]

▼国民の人との対話[1:29:00]


▼アベノミクスは成功したと思うか?[1:34]戻る

☆杉尾氏(✕):[7:39]アベノミクスは行き詰まっている。もともと円安誘導政策。トレードは円高株安に向かっている。今やるべきは、格差、中間層 富と貧困の解消政策。所得の再配分政策。高所得者から、中低所得者への税の移転。経済政策。OECD、IMF同じ方向。金融政策頼みでは危ない。
★若林氏(△):[8:50]三本の矢によって実行された。(1)大胆な金融緩和。(2)積極的な財政政策。(3)成長戦略。GDP 28兆円増やし、新たな雇用110万人増える 、有効求人倍率 47都道府県が1を超えた。大企業や首都圏に偏在しているのではないか。中小企業や地方に行き届いていない。これから一億総括役社会によって、多くの人に感じてもらう。経済成長は更に新しいステージになって、アベノミクスは道半ば。



▼消費税増税は賛成か?[1:49] 戻る

☆杉尾氏(△):[2:13]再延期表明。何故2年半なのか? 一昨年の暮れ、2017.4には消費税増税できるように持って行くと公約した。「新しい判断」という一言で公約を反故にした。その責任は?日本の財政、超少子高齢化。金融政策頼みでは危ない。成功税率を上げる。資産課税、内部留保に対する課税。課税。行政改革、バランス。
★若林氏(○):税と社会保障の一体改革。高齢化していく今日、消費増税は避けられない。中国の経済減退などで延期を決断した。経済は生き物だから約束だからと杓子定規で捉えるよりも臨機応変に決断した総理の判断は評価できる。



▼TPPに賛成か?[5:12] 戻る

☆杉尾氏(✕):[5:47]TPP何でも反対ではない自由貿易の流れはある。問題は交渉の中身、交渉の結果次第。政治5項目、公約が死守されていない。「ぶれないウソ付かない」発言との整合性。総理「TPP反対と言ったことはタダの一度もない」こういう不誠実な態度。長野県農業県、中山間地が多い。去年の合意で長野県を護っていけるのか。黒塗り、ノリ弁。コミュニティーの維持、治水保水能力、里山の保存、広い意味で考えるべき。TPP賛成できない。
★若林氏(○):[10:38]聖域無き関税撤廃。交渉毎ですから100%通ったと言える内容ではない。関税など妥協すべきことがあった。品目毎に精査して国内対策を打ち国内への影響を最小限に。米7万トン、国家備蓄として吸い上げる。市場に影響させない。アメリカ大統領選。



▼地域の産業はどうしたら良いか?[12:06] 戻る
☆杉尾氏:[12:26]その土地にある資源は何か。それを発掘して。地場産業、飯縄町のサンク、久世さんペンション経営。 地元の落ちたリンゴ。林檎ジャム。信濃町働いている3/4女性しかも県外者。地域の自然をみがいて、産業を興す、そこにどうやって人を集めていくか。
★若林氏:[13:32:00]首都圏にお金や人やモノが吸い上げる。自立した産業。長野県の精密機械産業の技術集積がある。施設園芸産業など。6次産業農業、外国観光客とリンク。自立した産業構造にしていく。自分達の夢を叶える故郷にある、子ども達が必ず地域に帰ってきて就職できる場を作る。



▼農業をどのように力強いものにするか?[14:46] 戻る

☆杉尾氏:[15:09]民主党政権時代。個別所得保障制度の復活。農業は単に農作物を作っているだけじゃなくて、治山治水社会的な、65才過ぎても農業を始める。それが健康長寿の大きな理由の一つ。農業が果たす社会の役割の中で、どうやったら小規模農業を支えながら、競争できる部分は外に打って出る。処方箋を見つける。

★若林氏:[16:12]元気な若手の農業者たくさんいる。1)産業政策。2)社会政策としての側面。競争力のある農業を作る。投資の優遇、助成金。全国一農家戸数が多い、傾斜地が多い。美味しい空気や水を護って頂いている、制度を引き上げていく。



▼観光産業[17:00] 戻る

☆杉尾氏:[17:50]環境、健康、観光。2000万人→3、4千万人に延ばすにはインフラの問題がある。東京、京都、大阪、これこそ、トリクルダウン理論。これからは自然に触れたい。エコツアー。木曽谷に結構環境客が歩いている。(夜)空を見るツアーでも良い。これからもっともっと伸びていく。

★若林氏:[19:02]ビザの発給権限緩和。インバウンド。今2千万人。白馬や野澤温泉。外国人のみなさんが経営するホテルでてくる。インバウンドはどんどんと進化していく、観光立県である長野県はリーダー先駆者として、インフラ整備、政治として応援する。先頭立ったその気概で取り組む。



▼新しい産業 経済の柱[20:12] 戻る

☆杉尾氏:[20:30]例えば、航空機関連。伊那谷、飯田。AI。バイオテクノロジー。ナノテク。新しい産業、これまでない高付加価値産業。元々自然があるので、ナノテク、木材を使う。脱原発関連、地産地消エネルギー。省エネルギー、まだまだ伸びる。

★若林氏:[21:40]基礎は技術革新。研究開発投資。時代は変わる。環境というテーマ。人工知能。京都大学の発明。長野県にはさまざまな可能性がある。



▼ヒラリークリントンになった方がいいか?[23:51] 戻る

☆杉尾氏(○):[25:44]取材、当時からアメリカの大統領。ヒラリーづかれ現象。トランプ 泡沫候補扱い、共和党使命 アメリカの抱えている問題。既成政治家への反発、現状打破。最後は無難なクリントンさんになるでしょう。

★若林氏(○):[24:58]トランプさんは少し偏っているかな。アメリカ社会の歪みのはけ口。不安定さを感じる。日本にとって外交の安定を考えるなら継続性を重視してクリントンさんがよりいい。日本人としての意見。



▼沖縄の辺野古基地建設[26:43] 戻る

☆杉尾氏(✕):[29:00]普天間の基地が存在している。これだけ度重なる民意を示している。ここまで強い反対の意思がある以上、しかも普天間の基地のある、それを安全保障上の犠牲になってくれと我々県外者の人間が言えるのか? 確かに迷走の原因は民主党政権の鳩山内閣にもあった。ただ、あの鳩山発言をきっかけに沖縄の人たちが目覚めた。戦後71年間どんなに差別され、沖縄に負担が、女性が亡くなられた。沖縄の人たちが嫌だということを押しつけることはできない。札束でひっぱたくような、USJ持っていきます、というような甘いことばで釣る様な政治では、絶対に沖縄の人たちはYESといわないと思う。島外の新しい基地の可能性も含め、それだけこじれている。音が深い。戦後の日本そのものが問われている。

★若林氏(○):[27:07]沖縄に基地負担が偏って有る、常に心して。日本の安全保障の全体を見ると、対中国、北朝鮮、リスクを考えると沖縄に或程度の基地負担をお願いしなければいけない。普天間という世界で最も危険な基地、移設から話が始まっていて。この辺野古への移設を決めた経緯がある。民主党時代、最低でも県外、選択肢があるかのように言った、結果として無かった。苦い過去がある。目の前の甘い言葉に逃げちゃいけない。強引に進めることは望ましいことではない、沖縄のみなさんのこころに添いながら努力する。基地負担軽減の努力、合意。



▼領土問題。ロシア、北方領土[31:20] 戻る

☆杉尾氏:[32:50]北方領土は実行支配されている。取り返すというのは簡単ではない。経済協力とひきかえに、国際的な、ヨーロッパロシア封じ込め。時期タイミングの問題もある。二島返還、「引き分け」発言の真意を探って、今のままの建前と建前のぶつかりあいではだめ。

★若林氏:[31:46]我が国固有の領土である。原点として譲れない。現状の支配がロシアにある。どうやって返還するのか。あちらは経済協力を引き出したい。のっけから二島返還論でいいという交渉は、柔軟に。



▼領土問題。中国との関係[34:00] 戻る

☆杉尾氏:[25:30]尖閣諸島はこちら(日本)が実行支配している。攻め込まれることは絶対あってはならない。グレーゾーン。武装した漁民が上陸する。領域警備法。日中間の話合いのチャンネル。首脳会談、中身が無い。中国包囲網、外交の現状、中国政府も警戒している。日中間の首脳に信頼関係を作る。不測の事態を避けるためのメカニズムを早急に。

★若林氏:近くて大切な隣人。交流をしっかりやっていく。自由と民主主義を標榜する我々とは違う。慎重に毅然として対処すべきときは対処する。中国の外交は極めて計算に則った無駄の無い外交をしている。それにきちっと打ち返す。



▼領土問題。韓国[36:40] 戻る

☆杉尾氏:[38:06]韓流ブーム。ネットでの韓国に対する攻撃。お互いのナショナリズムを煽り会う事態を避ける。民間ベースの意思の疎通。日韓のワールドカップあの時代に戻す。トップリーダー同士の意思疎通。慰安婦が無かったかのような、こういうのが有る度に、疎外。

★若林氏:[37:00]韓国重要な隣国、経済取引。民間外交、経済取引しっかり広げていく。息長く、腰低く対処する。首脳会談が漸く再会され、腰を落ち着けて友好関係を築く。国内状況の事情によって強く出て来るときも有る。



▼領土問題。北朝鮮[39:20] 戻る

☆杉尾氏:[40:32]ピョンヤンの空港で取材していた。全く事態が進展していない。拉致家族のみなさん残された時間は少ない。対話対話といっていられない。じゃあ。圧力をかければ折れるか? むしろミサイル。国際強調。特に日中関係がカギ。対話をするための国際協調網。

★若林氏:[39:20]拉致問題は安倍内閣の最重要課題。独裁国家との交渉進んでいない。4者協議など第3者の力を借りながら。今年に入ってミサイル打ち込んで来る。核開発の是正とこの拉致問題。



▼国連改革[41:40] 戻る

☆杉尾氏:[43:13]常任理事国入り。P5そのまま。今の安保理事会のまま、あの体制で良いのか? よいと考えていない。モノ欲しい姿をみせてはいけない。集団的自衛権行使しなければ入れない? こういう考え方取るべきじゃない。国連の中で存在感が薄い。国連の中で働いている日本人職員が少ない。存在感低い。

★若林氏:[42:00]日本から安保理改革しかけた。戦勝国に作られた国連の論理を転換。多くの人の犠牲によって作られた国連の枠組を尊重。第3位の経済大国として、これだけの世界に対する影響力を持っている国(日本)。安全保障理事国としてしっかり。



▼憲法改正に賛成か?[44:27] 戻る

☆杉尾氏(✕):[45:32]✕出したが、やや△に近い✕。二者択一じゃない。安倍総理の言う一本たりとも触れちゃイケナイ、憲法改正反対という中でもそういうかた多い。問題は中身。憲法9条の改正はノー。9条の平和 97条基本的人権、国民主権。この3つは変えるべきじゃない。その他も時代 衆議院参議院の選挙制度のママでよいのか? 参議院を地域代表する。こういうのも有って良い。長野と山梨合区となりかねない。統治機構改革。財政危機。国是として決めましょうよ。こういったことも権力を縛るもの。三大原則、平和国家としての歩み、日本国際社会の中で尊敬されている。日本ってすごい。尊敬される存在である。9条、宝は絶対傷つけちゃいけない。議論の末、膨大な犠牲の教訓、憲法9条、そう言う意味での憲法改正は反対。

★若林氏(○):公認会計士、法律に関わる仕事、法律っていうのはその時々の時代の共通の認識をルール化していくもの。憲法も当然その枠。時代が変われれば、その時代の共通認識も変わる。憲法についてもそういう側面がある。護憲と言われて憲法についてその一言一句変えないという話はおかしい。70年前憲法制定時想定、その頃環境問題、これだけおおきな国際テーマ、国家運営のためのテーマになるとは思っていない買った。環境圏、位置づける、あるいは私学助成。時代と共に、国家の基本となる憲法に書き込んで行かなければならないような条項。一方、日本国憲法、まさに先の大戦の経験を踏まえて、作りだした憲法の3つの原則、これは本当に尊いものだと私も思って居る、しっかり維持していく、多くの首脳とお会いしました。日本は尊敬されている。極東の小国でありながら、文明国家を作った。70年間平和国家としての歩み、その事に対して大きな評価。日本の財産。ソフトパワー。ただ、それが憲法9条があるから、とは思っていません。さまざまな先輩達の努力。



▼自衛隊のあり方[51:48] 戻る

☆杉尾氏:[52:15]憲法9条に自衛隊は明記されていない。国防軍と書かなくても自衛隊は書くべきだという議論もある。第二次大戦を踏まえて、崇高な理念の憲法9ができて現実と合わせる、個別的自衛権、国民の生命財産、セルフデフェンスフォース。憲法全体体系、国民の生存権、幸福追求権としての武力行使舞台としての自衛隊、現行の憲法のままでできる。東日本大震災、熊本の地震、尊い努力尊敬、敬意を払う。

★若林氏:[53:24]当面憲法改正することはない。軍事力を持たないという条文よめば、自衛隊は違憲であると多くの憲法学者が言っている。国会では、憲法審査会こういった議論をやっていない。喫緊の課題ではない、長期的に腰を落ち着けて多くの国民の議論。



▼集団的自衛権[54:53] 戻る

☆杉尾氏:去年の粗い国会でのやりとり、何のために集団的自衛権の、話の順番が違う。個別的自衛権でどこまで護れるのか。閣議決定という形、選挙に諮らない。それで強行採決。法治国家ですから、本当に集団的自衛権、他国の戦争に。日本の法治国家としての姿勢の根本が問われる。

★若林氏:[56:17]野党に下った時、国民のみなさんの本当に必要なことを議論していこう。現法憲法下で限定的に集団的自衛権を認める。日米同盟を機能する。米軍将校と話した。日本の自衛隊を尊敬する。これを解決しなければ機能しない。いつやってくれるのか。現場の本当の声だと思った。広島でのオバマの訪問にも繋がった。



▼憲法 国民投票[57:43] 戻る

☆杉尾氏:[58:20]緊急事態条項入れましょう。これを一つとっかかりにしようとしてる、お試し改憲。安倍総理は「誰が言った」何人もの自民党議員言った。憲法改正アレルギーを払拭するために、まず一回目の憲法改正。2回目憲法9条。非常に姑息だ。統治機構の改革も含めて、日本の国のありかたとして、道州制。9条改正の呼び水とするような、お試し改憲は認められない。

★若林氏:[59:00]多くのみなさんが参加して納得しながら前に進めて行く。合意できる内容から手を付けていく。環境の問題。私学の助成の問題などは多くのみなさんのご理解を得ながら奨められる問題。



▼国民投票[1:00:00] 戻る

☆杉尾氏:[1:01:00]住民投票何のための。お試し改憲のような形で1回目、憲法改正アレルギー、2回目の国民投票で憲法9条。姑息。国民投票反対ではない。

★若林氏:[1:02:16]代議員制。全て国民投票にすると議員が要らない。直接国民の意見を聞く。重要な問題。直接意見を聞く。



▼青年会議所の存在[1:03:40] 戻る

☆杉尾氏:(○)

★若林氏:(○)



▼国民と政治の結びつき 政治関心 戻る

☆杉尾氏:[1:08:30]お任せ民主主義から参加型民主主義。これまでは、悪い様にしません。清き一票。選んだら後は知らない。マニュフェスト型選挙。自分も参加する。監視する。選挙終わってからが大事。民主党の政権交代が実現。あれは全て失敗した、そうじゃない。マニフェストが実行できなかったから国民の審判。引き下がってはいけない。確実にPCDAサイクルを回す政治。国政でもあきらめるべきではない、再チャレンジ。参加型の民主主義。政治教育のあり方。18才選挙権。シチズンシップ教育。日本の教育から政治を離してきた。子ども下が小学生、上の子が中学生。アメリカ大統領選ブッシュとゴアはに別れて政策を吟味して、学校でディベートする。スウェーデンでも先進国はやっている。日本だけなんですよ。政治教育をすると一方の色に染まってダメダとか、学生運動の苦い経験なのか、それとも日教組の色に染まるとアレルギーがあるのか判らないが、その結果として若い人が政治のことを自分のことと思えない、他人事と思う。投票にいかない、悪循環。これを変えていかなきゃいけない。そこから始まる。

★若林氏:政治家の努力、有権者との対話を作る。インターネットが進んでいるので、一方的に発信するだけじゃなく、双方向でやるツールが発達している。有権者との接点を作る。月一回、メールマガジン。3千字。その時々のテーマについて、ちょっと難しい言葉になっちゃうかもしれない。真正面からその時々の論点を提示し、それに対してメールを頂ければ対話する。そうした努力の積み重ねによって、接点が増える。選挙は大事、選挙の中で、世代の課題、ぶつけてやる対話が生まれる。リンカーンフォーラム、第1回からずっと関わってきた。こうした試みは極めて貴重。ぜひ続けて行ってもらいたい。時代に合わせて。



▼若者が政治に関心をもって貰うにはどうするか[1:11:30] 戻る

☆杉尾氏:[1:13:00]今の若い人たちの親の世代が行かなくなった。我々は親に連れられて投票所に行った。有権者になったのだから連れて行かれた。そういう風なことが無くなった。親の世代が行っていない。若い人たち、30%投票率。この悪循環をどう絶つか。18才選挙権。主権者教育を政治の場でやる。日本の政治教育は仕組みしか教えない。政治は生活そのものなんだ。自分の将来を考えるのが政治なんだ。きっかけにする。

★若林氏:[1:12:03]シルバー民主主義。若者おもねるのではなく、真正面から訴える。自分の問題として感じて貰う。そういうテーマ設定を我々の側から設定していく。インターネットさまざまなツール。問題提起をしながらそこに参加してもらえるように努力。



▼高齢者の力を社会に使っていくのか[1:14:11] 戻る

☆杉尾氏:[1:14:00]シルバー民主主義。プラチナ社会。シルバーを超える。高齢者いきいきと学び、地域活躍、社会全体支え手。安曇野、学童保育。65才以上の高齢者の方、体育館。放課後子ども達と一緒に遊ぶ。学童を高齢者が担う。小さい子もじいちゃんばあちゃんに触れる。広げていく。

★若林氏:[1:14:45]定年終わった公民館活動。農業担い手。昔に比べて年寄りは凄く元気。様々な分野、会社知識、知恵、他の分野で活躍の場。政策として考える。若い世代と交流しながら、伝達していく、やりがい。世代間交流。



▼NPO 民の力を強くするには[1:17:09] 戻る

☆杉尾氏:[1:18:34]NPO活動に関わっている。東日本大震災支援する、料理人。音楽家の会。お金が足りない困っている。日本には寄付文化がない。ビルゲイツ何兆円も寄付。社会的に成功した人は社会に貢献する。促す材料としてNPO税制できた。機能していない。大きな課題。ちなみに、リンドバーグ大西洋横断、あれも実は寄付だった。欧米には文化があった。もっと広げる。

★若林氏:[1:17:30]青年会議所、さまざまなNPO団体に、社会に関わっている仕事は対価が取れる。日本の場合寄付制度、欧米社会に比べて、整備されていない。寄付税額控除制度を充実。NPO制度財政面の支援。



▼ヘイトスピーチ[1:19:43] 戻る

☆杉尾氏:[1:21:30]テレビの仕事。当時からボロクソ書かれた。シネ。嘘つき。暗くなった。気分落ち込んだ。みなさんに欲求不満、ネットの空間で増殖。言論表現の自由は最低限確保。ヘイトスピーチは日本の恥。人権団体に疑われている。法整備しかたない。

★若林氏:[1:20:32]議員立法で成立した。人権侵害に関わること一定の規制をする。冷静な議論をする環境作り。



▼メディアに対する規制[1:22:39] 戻る

☆杉尾氏:[1:24:00]メディア自己規制。背景、第2次安倍政権。メディア。解散の時に自民党文書。複線があった。ニュース23。4人の内の3人が、「編集しましたよね」安倍総理が言った。一国の総理大臣が生放送の場で言う。一義的にはメディアの責任。その原因今の政権の対応。

★若林氏:[1:23:00]第4の権力。影響力の大きさは計り知れない。メディアの扱い方を謝ると民主主義にとっても危機をよびかねない。偏向報道を垂れ流しのメディアがあれば、問題。これを権力が規制するのは問題。



▼公職選挙法[1:25:20] 戻る

☆杉尾氏:[1:27:11]実際に活動してみて。グレー線引きむずかしい。べからず集。良く判らない。選挙カー 杉尾ひでやよろしくお願いします。これでもダメ。これもグレーゾーン。これってなんなんだ。公教育の場に政治を持ち込まない。妙に細かく規制しまくっている。実際に選挙活動するのは大変。実感した。

★若林氏:[1:26:07]ざる法と言われるところもある。法律は時代と共に合わなくなれば改正する努力が必要。



▼国民の人との対話[1:29:00] 戻る

☆杉尾氏:[1:30:40]信州市民連合はじめとしていろんなところで集会。時間に限り、一方的に喋るのではなく、半分半分、質問、意見。選挙後にこういうことをやるのが大事。日本は集会というと開かれた市民との対話の場。国会にこそ、必要。選挙後。

★若林氏:[1:29:20]フェイスブック、ホームページ、メールマガジン、使いながら、なるべく多くの人と、地元に行って集会に出たり、自分の講演会だけでなく、お呼びいただければ、行く。政策だけやるんだったら官僚に任せればいい。血となり肉とする作業。重要なこと。


上の動画の他に、≪自己紹介≫(杉尾氏若林氏)≪最後のスピーチ≫(杉尾氏若林氏)も、お時間のある方は、是非、ご覧ください。短くまとまっています。

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