信州市民連合の解散について

信州市民連合は、2016年1月26日、「長野県において,新安保法に反対する すべての市民及び市民団体と、各政党との共同作業を通じて(参議院選において)野党統一候補を擁立し、支援する」ことを目的として、結成されました。以来、今日まで参院選挙支援をはじめとする運動を展開してきましたが、本日をもって正式に解散することを決定いたしました。
信州市民連合の主要なミッションは、参議院選長野選挙区において政府与党に対抗 する統一候補を、市民と野党各党が共同で擁立し、統一した戦いを実現することにありました。幸いに民進党公認という形式ではあれ、杉尾ひでや氏という理想的な候補者に恵まれ、野党と信州市民連合を中心とする市民団体との共闘体制を構築することができました。
7月の参議院選挙において、全国的には与党勢力が議席の3分の2以上を確保するなかで、杉尾候補は与党候補に7万票の差をつけ圧勝しました。単なる野党共闘では決して獲得できない得票数であり、信州市民連合を中心とする野党と市民の共闘-連携の成果であると自負しています。
杉尾氏当選により、信州市民連合の結成目的は基本的に終了したことを受け、これまで数次にわたって今後について、世話人、参加団体及び個人との話し合いがもたれました。その中で、今回参議院選挙において、県内で初めて実現された野党と市民との共闘-連携体制の構築について、信州市民連合の果した大きな役割が再確認され、同時にその弱点や限界も指摘されました。それを受けて、今後は、任務を終えた信州市民連合は解散しますが、それぞれの団体・個人が独自性を発揮し活動していくことが確認されました。
国会で改憲勢力が3分の2以上を占めるなか、南スーダン派遣の自衛隊PKO部隊
に新たに警護任務が付与される等、自衛隊の海外派遣を梃子とする軍事体制の強化が進行しつつあります。安倍内閣は公然と明文改憲に舵を切り、そのための早期衆院解散さえ取りざたされています。
このような状況の下で、すべての反安保・立憲民主主義勢力を結集し、大きな政治
の転換を実現しなければなりません。そのためには、新しい構想の下に、新しいミッションを自ら打ち立て、実現のために邁進する新たな結集体が必要です。信州市民連合に結集してきた各団体及び個人は、この新しい課題達成のために全力で努力します。
なお、信州市民連合の解散に伴い、代表世話人、世話人会、事務局は活動を終了します。ただ、これまで参加された団体及び個人間の情報交換や連絡の便宜を図るために、メイリングリストの運用は継続します。ホームページは更新を停止し,フェイスブック及びツイッターのページは今週末で閉鎖します。
これまで信州市民連合の活動を支援し、支えて下さったすべての方々に感謝します。
2016年9月24日  信州市民連合

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