困りごと研究所


現在、各出会い系サイトが毎日、竹の子のように生まれ、不特定多数の方々へ迷惑メールが
配信されています。
その多くは嘘のメールであり、商品券やポイントを購入させてお金だけ巻き上げ、多大な
被害を被った多くの方々が泣き寝入りしているのが現状です。

このような悪徳業者は、会社を次々とつくっては、捜査の手から逃げまわっているのです。
今までは、詐欺を働いた会社が悪く、経営者はお咎めなし、というのが常でした。
一方で被害者は、被害金額がそれほど高額ではないから弁護士に頼めない、とする事情も手伝ってか、悪徳業者らを野放しにしてきました。
その現状に一石を投じたく、私は闘って参りました。

ことの発端は、平成25年2月に遡ります。
レインボープラチナラインと称するサイトから多数のメールが寄せられ、7000万円の支援をするという話がありました。最初は無料のメールでのやりとりでしたが、そのうちに有料になると言われ、私はポイントを購入しました。
しかし、支援金は私に支払われることはありませんでした。
そのとき私は、既に32万4,000円を送金していたのです。

騙されたことに気付いた私は、消費者センターへ相談し、同センターの紹介により地元の弁護士さんを紹介されました。
ところが、弁護士さんは何の解決策も出さず、泣き寝入りの状態でした。
そこで、私は、東京簡易裁判所で1年、武蔵野簡易裁判所で1年と裁判をやりましたが、これらの裁判は棄却されたので、昨年7月、東京地方裁判所に控訴して裁判が始まりました。
それから1年後の5月15日、民放709条による責任又は会社法429条1項による責任が認められ、
弁護士に頼らずとも、自分で勝訴の判決をもらいました。(判決の詳細はこちら
これは、詐欺を働いた会社のみならず、経営者にも責任が及ぶとする画期的な判決でした。
その後、相手から和解の申し出があり、無事、被害金額を取り戻すことができました。

弁護士に依頼すれば多額の費用を求められますが、自分で裁判をすれば印紙代と切手代のみの少額にて裁判ができます。
皆さまに少しでもお役に立てればと考え、この度、ホームページを立ち上げましたので、分からないときは遠慮なくご相談ください。相談は無料です。
一緒に闘いましょう!      (小澤 清七)