共謀罪が通った日 「前夜」がやってきた(33分)
ラインでもつかまる「共謀罪」
2017年4月審議入りした「テロ等準備罪法案」いわゆる「共謀罪法案」が、6月15日に可決成立し
た。これまで3回廃案になった法案が、約2か月で成立したのだ。
「共謀罪法」は、犯罪の準備段階でも処罰をくだすことを可能にする。政府は、「一般人は、監視の対象
にならない」と何度もくりかえした。しかし、法案の審議がすすむなかで「嫌疑の対象になれば一般人で
はなくなること」が明らかになっていく。疑われれば、ラインでつながっている人たちも「共謀者」にな
ってしまうのか。
一般人が、宗教者がたちあがった
カメラは、個人で集会に参加する人たちを追う。自分で作製したプラカードを持って参加したデザイナー
は、「以前はこのようなところには来なかった。3.11以降の政治を見ていて黙っていられなくなった
」と語った。
政権を担う公明党の支持母体の創価学会員が、国会前でマイクを持った。「治安維持法で投獄され獄死し
た創価学会初代会長牧口常三郎先生が、『ここに立てよ』とおっしゃっているようです」と語った。
「前夜」にしてはいけない
政府は、参議院の委員会決議を省略して一気に本会議採決に持ち込んだ。ここに安倍政権が、何が何でも
この法案を通したかったという意図が見える。戦前のような風景が徐々に近づいているのか。現在を「戦
争前夜」にしてはいけない。
・製作、ナレーター: 湯本雅典
・テーマ音楽「平成元禄下々節」:ジョニーH
・価格:1500円(税込)
・33分 16:9 NTSC/DVD-VIDEO
・2017年9月
予告編
https://youtu.be/hzB5HUDdFOk
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